11月22日(金)晴れ

ミルクロード〜兜岩展望所〜大観峰〜内牧〜道の駅阿蘇〜風さん宅訪問


 今朝はかなり冷えた その分お天気は晴れ。大津からミルクロード経由で阿蘇へ向かう 兜岩展望所までは枯れススキの原っぱが続き時折牛の姿が見られる道。
 九州は思っていたより寒い。それでも此処までの道中はツワブキの黄色の花が咲き乱れる所が多かったがさすがに此処では見られない。風もあるので冬物のコートを着込む。

 
 展望所からは雄大なカルデラの全容が姿を現す。 どの方面が坂梨になるのだろうか。中岳火口方面は薄雲がかかっている。

 大観峰へ向かうと増々冷たい風が強くなった。

 大観峰から内牧温泉方面へ降りたあたりで花阿蘇美(はなあそび)「農家のバイキング」の看板が目に留まり車を止める。最近流行りのガーデニングショップとレストランだ。 レストランの開店まで庭を散策して待つ事にする。

 「農家の和食バイキング」(1260円)は人気のお店のようで開店の11時半にはほぼ満席。
地元の野菜と家庭的な味付けが旅の途中の我々には特に有難く
ゆっくりとデザートや飲み物を頂いて大満足。

 道の駅阿蘇は阿蘇駅に隣接のまだ新しい道の駅であった。スマホもタブレットも持たない旅ゆえ此処で道の駅のPCを使い風さんにコメントを。 道の駅を多く利用しているが貸し出し用のPCがあるのは初めて。

 少し休憩して3時頃風さん宅訪問。山梨の白州で田舎暮らしを始めて10年経つが最初の頃 田舎暮らし・白州などの検索で風さんのHPを見て以来のお付き合いになる。風さんの学生時代からの友人が我々より早く白州に山荘を持たれて風さんご夫婦が白州を訪ねた事から阿蘇での暮らしを決意されたとのこと。

 此方はHPから風さんの暮らしを知っているが私達はHPを2年で止めてしまった為最近は一方通行である。お言葉に甘えのこのこ訪問 して良いのか悩んだが近くまで来ていて知らん顔でもあるまいとこの訪問を楽しみに阿蘇入りした。

 R57の坂梨交差点を左折して暫く行くとHPで見慣れたログハウスが見えてきた。お会いするなり悩んだ事などすっかり忘れ話は弾み・・・いや 風さん夫婦は知らない事がいっぱいだからそうでも無かっただろうが・・・。

 まずは玄関横のサッシの窓が取り付けられた未完成の小屋から始まって裏の広大な畑を周り ご先祖の立派な功績を拝見し・・・・・・・どこまでも興味津々のおばさんそのもの。


 失礼ながら全く年の差ご夫婦には見えず!風さんご本人がとても若いので驚く 夫よりひとつ上だとは思えない。部活を切り上げて早めに帰宅した夏子さんと太郎君には知らないおじさんとおばさんの来訪にびっくり迷惑だよね 太郎君はちょっと隠れちゃったよ。でも すぐに打ち解けてキャンピングカーの中へ 良い思い出になった。美味しいコーヒーとケーキご馳走様。それから阿蘇の美味しい水の補給も感謝。

 暗くなって再び道の駅阿蘇へ 温泉は数々あるが今夜は近くの夢の湯へ。湯から帰ると道の駅はキャンピングカーでいっぱいになっている。こんなに仲間の多い場所は初めてである 大きなバスコンも2台。ようやく落ち着く駐車位置を見つけて風呂上がりのビールを。この日の夕食 何を食べたのか? たぶん昼食にご飯を食べたので煮込みうどんでも作ったのだろう。 

 私達夫婦の田舎暮らしと違い風さん家族は地域にしっかり根付いた暮らしぶり。区の行事にも参加されているし 我が町はジモティよりキタリモンの方が多く根付く暮らしは求められてもいないんだけどちょっと考えさせられる。

 阿蘇の町は水が豊富で美味しくて 当然お米も野菜も美味しくて 温泉も多くて山々が美しくて・・・ほんとに白州とよく似ているね。もっとも白州の方が田舎ではあるが。

 
11月23日(土) 晴れ
阿蘇パノラマライン〜白川水源〜月廻り公園〜仙酔峡〜道の駅阿蘇(昼食)〜阿蘇神社〜やまなみハイウェイ〜九重夢のつり橋〜九重IC〜玖珠IC〜道の駅童話の里泊

 今朝は車内が2度まで冷え込んだがぐっすり。寝起きでぼーとしている時風さんよりTEL 「こんな日は雲海が見られるよ」と。 調理器具を出しているので直ぐには出発できないが急ぎ朝の作業を済ませパノラマラインへ(ほんとは城山展望台の方が良かったかも) いやや正解 360度の大パノラマは幻想的で息をのむ美しさである。

 阿蘇の火口は有毒ガス発生の為通行止め。火口は前にも見ているから雲海が見られただけで十分満足。

その後白川水源方面への道へ降りてこんこんと出る湧水を見学する。
(画像は南阿蘇に下る途中から望む「阿蘇西原ウィンドファーム」)

月廻り公園は阿蘇の今までの景色と一転! 暖かで長閑な景色へと変わった。 クマモンのお出迎え。今までの雄大さは少ないがこれもまた良い。

 仙酔峡はミヤマキリシマの時期でないのが残念。道も険しく荒れていた。また道の駅阿蘇へ戻り大人気の「あぜり庵特製弁当」を購入(550円)阿蘇のおばちゃん達の手作り弁当は3種類のご飯と6種類のおかずでとても美味しい。 土曜日の今日は道の駅の駐車場は警備員が出るほど混雑していたがやっと止められて車内でゆっくりランチタイム。

 阿蘇の町はアゼリア・小関医院(だったかな?)など風さんのHPで馴染みの名前が多く昔から住んでいるような親しみを感じて去りがたく居心地良い。

 阿蘇神社もその一つ
 阿蘇でもう一泊したい気分だがどうしようか・・・・今日は早朝から動き出して時間もある。
やはりそろそろ阿蘇に別れを告げ出発としよう。

 やまなみハイウェイ経由で九重の夢の大吊り橋方面へ。吊り橋近くになると車は動かない 駐車待ちの大渋滞になったので横目で吊り橋を見ながら道を下ると何処まで行っても延々と数珠つなぎの車の列。やはり紅葉の真っ盛りで土曜日だと何処も混雑するね。

 九重ICから玖珠ICまで高速利用 今夜は玖珠の童話の里泊

11月24日(月) 晴れ
耶馬溪羅漢寺〜耶馬トピア〜青の洞門〜道の駅やまくに〜高速利用で吉野ヶ里遺跡〜山茶花の湯〜長崎自動車道金立SA泊

 玖珠からR28で耶馬溪に入る 九州を代表する紅葉と聞いて来たがまだ早いのかな。だが羅漢寺や石仏群・青の洞門など見所満載である。


 日田街道の道の駅「やまくに」で昼食とする。此処では600円のバイキング 九州には地元野菜のバイキングというのが多い。蕎麦かうどんを選んで後は天ぷらや野菜の煮物など食べ放題。美味しく頂きました。


その後日田ICから高速に乗り吉野ヶ里遺跡へ。

 ここは夫の強い希望で訪ねたもので 私は古代のロマンにあまり関心ない現実派だが後で何度も思い出す景色となって残っている。もっと時間をかけるべきだった。発掘跡は樹木や土でかぶせられており その上に古代の建物が再現されているが
一部でも発掘跡を見学できる方が良いと思う それだと管理が困難かな?

 この後 道の駅吉野ヶ里へ行く道中「山茶花の湯」へ。道の駅へ急ぐ頃には辺りは真っ暗 山をどんどん登って着いた所は他には車も無く店はとっくに閉店 ちょっとさみし過ぎる道の駅である。

 此処では安眠できそうもないと山を下り 困った時は高速のSAに限る。で また高速に乗り金立SAへ 今夜はSA泊。
夜半から雨も降ってきたしSAに移動して正解だった。お風呂のあるPA・SAは少ないが他で済ませている場合は一番安全な場所だ。24時間開いている店はあるし トイレは綺麗 ゴミは捨てられる。レストランはモーニングもやっている 言うこと無し。


11月25日(月) 小雨後晴れ
柳川城跡〜北原白秋記念館〜道の駅鹿島〜道の駅太良〜道の駅鹿島泊

 柳川へ到着する頃には朝からの小雨も上がる。柳川は古い情緒ある町で離れた駐車場に車を止め白秋記念館へと散策。

もうし、もうし、柳川じゃ、柳川じゃ
銅(かね)の鳥居を見やしゃんせ
欄干橋を見やしゃんせ          
薊の生えた
その家は、……その家は、
旧いむかしの遊女屋(ノスカイヤ)
人も住まはぬ遊女屋(ノスカイヤ)
 資料館の前にはこの歌詞の歌碑が立つ 夫の参加する合唱団の男性コーラスがこの歌を歌う。私も聞き覚えているのでこの前で一緒に口ずさむ・・・変な夫婦。

 昼は柳川名物「鰻のせいろ蒸し」 その名も柳川屋へ 鰻重のこってりした味も好きだがこれは別物 実に美味しく 特に夫は満足顔。

 志田焼の里を通りながら有明湾を望む道の駅「鹿島」へ到着。車で10分ほどの近くに道の駅「太良(たら)」もあるので今夜はどちらかに泊まろう。 時間も早いので太良まで行くと「竹崎カニ」も看板が出ている。美味しいカニとは此処の事か・・・だが何となく建物の真ん中が抜け落ちて変である。聞けば丁度ひと月前火事になり昨日ようやく片づけが終了したとか。焼き牡蠣の店はあったがカニはお休み日  竹崎カニとはわたりガニの事であった。

 この日はもう一度鹿島へ戻り泊まる。

<つづく>